100年 MUSIC SHOWCASE 出演者座談会!

100年MUSIC SHOWCASE出演者座談会 後編

 ピアノ弾き語りのスタイルで伸びやかに、ときに繊細に感情を伝えながら、豊かな情景をそこに表わす指田郁也。卓越したギター・テクニックを持ちながら、夢を追うことや友達の大切さをまっすぐに歌う伊藤祥平。顔を見せていなかったときから情感豊かな歌そのものの力で多くの人を振り向かせてきた山根万理奈。切なさの成分を含んだしっとりした歌声が魅力の中嶋ユキノ。
 3月22日に渋谷クラブクアトロで行なわれる「100年MUSIC SHOWCASE」を前に、出演者4人が音楽に対する想いや考え方などを、とても真剣に語り合った。それぞれの個性も明確に表れたこの音楽座談会の模様をお届けしよう。 (前編はコチラ)

  • 伊藤祥平
  • 山根万理奈
  • 中嶋ユキノ

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――「あなたにとって音楽とは?」という質問に、みなさんだったらなんて答えますか?
中嶋ユキノ「その質問って、いつか必ず向き合わなくてはならないものだと思うんですよ。私も初めて言葉でそう投げかけられたときは、"え? なんだろ?! なんだろ?!"ってなってしまったんですけど、でも曲を作っていくなかで、あるときふと、音楽っていうのは人と人とを繋ぐものなんじゃないかって発見できたときがあって。私、USTREAMで毎週弾き語りのライブをしてまして、そのなかで公開レコーディングっていうのもやってるんです。そうすると、会ったこともない誰かがいろんなコメントを寄せてくれて、それに励まされたり、発見があったりすることも多くて。今この時間を音楽で共有してるんだなって実感できるし、それをリリースしたときにはみんなで作り上げた曲のような気持ちにもなれるんですね。だから、私にとって音楽は、人と人との心を繋ぐものだと思ってます」
山根万理奈「私は、とにかく歌うことが好きなんですよ。だから詞を書くとか曲を作るとかギターを弾くとかよりも先に歌がそこにあって。自分にとって何より幸せなことが歌うことであり、音楽をやるってことなんですね。じゃあなんでそれが幸せかっていったら、やっぱり私も"繋がり"ってところに行き着くんですけど。私はずっと歌が好きで、好きだから自分で歌って動画サイトにアップして、そこで人との繋がりが生まれてデビューすることになって。デビュー後もいろんな人と出会ったり繋がったりして、そこで得られるものは本当にたくさんあって。もちろん企業で働いたりスポーツをしたりとかでも得られるものはたくさんあると思いますけど、私にとっていろんなものを与えてくれたり教えてくれたりするのは音楽であり、音楽の場なんですよね。だから私にとっての音楽は、たくさんの出会いを与えてくれる幸せな事柄って感じです。ただ、初めのうちは、例えばYou Tubeで観てくれた人とかに声をかけていただいても、"誰かのために歌っている"みたいな気持ちにはなかなかなれなかった。自分が楽しいから歌ってるとしか思えなかったから。でも、楽しんで歌って、それを聴いてくれた人もまた楽しい気持ちになってくれるんだったら、それは素晴らしいことなんじゃないかっていうふうにある時期から思えてきて。そうやって自分を認めてあげられた気がしたときにパッと目の前が開けて、それからは聴いてくれる誰かと音楽を通してもっと出会いたいと思うようになったし、それでその人のなかに何かが芽生えたら、それはすごく嬉しいことだなって思えるようにもなったんですよね」
伊藤祥平「自分は、純粋に憧れから始まってるところがあります。自分に感動を与えてくれたエリック・クラプトンのように自分も感動してもらえるアーティストになりたいっていうのが大きくて、その憧れから音楽をやっている自分がいます。そこに共感して音楽を聴いてもらえたら嬉しいです。憧れや夢を追って音楽をやっている部分はずっと変わらないんですけど、でも、表現したいことは多少変わってきたところもあります。というのも、東京でひとり暮らしをするようになって、生活も変化したから。夢に向かっていくのと同時に、壁みたいなものも見えてきて。それにむかって情熱を持ち続けて挑戦し続ける事も含めて音楽で表現したいと思うようになりました」
指田郁也「僕は……今はこうやって楽しくお話もさせてもらってますけど、もともとは自分の言いたいこととかまったく言えなくて。音楽をやることでしか自分の本当に言いたいことが伝えられなくて、だから音楽をやってるって感じだったんです。"本当は僕はこう思ってるんだ"って、唯一主張できるのが音楽だった。だから僕にとっての音楽は、自分が自分でいられる場所というか。それが始まりだったし、今も音楽がライフラインみたいになってますね。ホント、食事をするのと一緒で、音楽をしてないのが考えられないというか」
――音楽を取り上げられたら……。
指田「どうしたらいいのかわからないですね」
中嶋「私も音楽がなくなってしまうなんてことは全然考えられない。音楽のない世界になっても心臓は動いていて、生きてはいけると思うんですけど、心がものすごく淋しくなって、病気になってしまうかもしれないし……。そう考えると、すごく必要なものなんだなって改めて気付かされるところがありますね」
山根「今の私は音楽がある生活を送っていて、歌えていて、それはすごく尊いことで、さっきも言った通りすごく幸せなことだと感じているんですけど、でも、それができなくなるときが来ることだってありうるわけだから、そのためにも今は精一杯やるし、依存しちゃダメだなって自分で思ってるんですよ。ノーミュージック・ノーライフじゃなくて、ノーミュージック・ノーマインというか、音楽があるから今の私がいるっていう意識で私はいる。音楽がなくなっちゃったら今の私じゃなくなるのは確実なんですけど、でもそこで生きていけなくなるっていうのは、またちょっと違うかなって私は思っていて。その上で、だからこそ今がすごく幸せなんだなって思うし、精一杯やらなきゃなとも思うんです」
伊藤「いやあ、深いですね。自分は単純なことしか言えないですね。ただ、音楽が好きだからっていう」
指田「でも、みんな最終的にはそこに行き着くと思うよ。それに尽きると思うし」
中嶋「うん、うん。そう思う」

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